わたし、料理が好きだった。
お出汁もちゃんと取って、だしの素なんか絶対使わない。
冷凍食品だって買わない。素材からの手作りが大好き。
わたし、好きなものとだけ暮らしたかった。
遠くに買いに行く手間だって惜しまないし、自分で手をいれたりもする。
お気に入りが見つかるまで我慢する。余分なものはいらない。
わたし、自分の時間が好きだった。
思いつきで友達を呼び出してご飯を食べに行ったり
泳ぎたいと思ったらジムに登録したり
長い休みがあれば海外へ行くチケットをとった。
そんな自分が好きだった。自由で。
いまは、くたびれて料理なんかしたくないとき
オットさんが作ってくれたり
冷凍食品を使って、だしの素を使って、ごはんを作る。
そして、家族そろっておいしいねって食卓を囲む。
私の好きなものと、オットさんの好きなものと、
タマの好きなものと、ウタの好きなものと、
カヤの好きなものと、ナオの好きなもの、
ぜーんぶ違う。だからそれぞれの好きなもの全部と一緒に暮らしている。
いまは、自分だけの時間をつくる。
友人と過ごしたり、好きな本を読んだりテレビを見たり。
だけど家族と過ごすのも大切な自分の時間。
今の私は、前の私から解放されていてとても自由。
そして、前よりも世界が愛おしいです。
