2012年7月23日月曜日

名付けの子守唄

今日はタマの3才のお誕生日でした。
師匠にお誘いいただいて、ライアーをききにタマと助産院へ。


ライアーの響きを床に寝転んで身体で感じとったり、
たくさんの楽器を自由にさわらせてもらったり、
茜で染められた大きな絹の布の中に入ってライアーを聞きながら
こどもも大人もはしゃいだり、ぼーっとしたり、
こうやって過ごすうち
いろんな思いがこみ上げてきて
たくさん涙が出ました。
うれしくてうれしくて仕方のない涙。


お誕生日は親のためにあるんだ。
それは、子どもが生まれて知ったこと。


最後にライアーの先生から「今日がお誕生日だから」と
竹富島に伝わる「名付けの子守唄」をタマに贈ってもらいました。
みんなで歌う子守唄、なのだそうです。
円を作って、真ん中に名付けられた子が座る。
そしてみんなに、こう歌ってもらいました。


女子まぬ 名や のーてぃどぅ 付きょうる    
(女の子の名前は何と付けますか)
たまき てぃーどぅ  名や 付きょうる      
(たまきと 付けます)

うれみしゃ うれみしゃ たまき給られ      

(うれしいね たまきの名を頂いて) 
すっつぁら すっつぁら たまき給られ       

(誉れだ たまきの名を頂いて)


たくさんの人に「うれしいね、ほまれだね」
と祝いでもらった子は、こうしてこの世にとどまる。
この世を離れそうになっている子も、こうして引き止める。
そう、伺いました。
名は存在の証なんだね。


今は3才まで生きることなんて簡単、だと思える時代。
でも昔はそうじゃなかったし、今もそうじゃない人はいる。
たった3年間だけど
この子ちゃんと生きていけるんだろうか、大人になれるんだろうか
と何度も思ったから、この子守唄がとても響きました。
そんな思いをよそに、タマは円の真ん中で楽しそうに笑っていました。


3年間、タマが生きてきたのは沢山の人のおかげ
33年間、私が生きてこれたのはきっともっと沢山の人のおかげ














  

2012年7月14日土曜日

たらちねの

先月無事にウタの卒乳を迎えることができて
約4年ぶりに自分だけの身体にもどった。

ちっちゃくしぼんだおっぱい
実はちょっと誇らしい。

物心ついてから、私が見てきた大人の女性の身体が
曾祖母や祖母、それに母・・・と
授乳を終えてきた人たちだったから、だろうか。
胸板の肉が落ちた感じをとてもセクシーに思う。
私にとって成熟した女性のイメージ。

それは母、だったんだな。

身体は時間や経験をこうやって刻み込んでゆく。
身体が、若かりし頃の母か祖母かあるいは曾祖母を、追体験させてくれる。
そしてこどもを育てることや、年をとることを、考える。